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2026/7/6

【6月カンボジア訪問報告③】体感40℃の教室で。先月6月、カンボジアで出会った一人の青年の話

みなさま、こんにちは!
NPO法人日本カンボジア交流協会(JCIA)
の高橋香奈です。

 
いつも温かいご支援を、本当にありがとうございます。


先月6月、私はカンボジアの職業訓練センターを
訪ねてきました。今日はその訓練センターで学ぶ
電化製品修理コースの、ある訓練生の話をお届けします。

体感40℃、エアコンのない教室で


まず、教室に入った瞬間の暑さに、
思わず息を呑みました。体感で、40℃。


電化製品の教室にはエアコンがなく、
日によっては「外のほうが涼しいから」と
屋外で作業をするほどです。


そんな中で、汗をにじませながら
扇風機のモーターと静かに向き合っていたのが、
訓練生のボットさんでした。


生まれつき、両足に障がいがあり、車いすで暮らしています。

【扇風機修理をするボットさん】

3月の「決意」から、6月の「手つき」へ


実は、ボットさんに初めて会ったのは、
今年3月のことでした。
その時のインタビューで、彼はこう話してくれました。


「車いすのせいで、これまでずっと、
 雇うことを断られてきました。
 だから、修理の技術を身につけて、
 自分の手で仕事をするしかないんです」


あの時の彼は、まだ、これから技術を身につけていく
——そんな決意を語る段階でした。


それから、3か月。
6月にふたたび訪ねると、扇風機のモーターに
向かう手つきが、見違えるように落ち着いていました。


わからないところはすぐに先生に聞き、
また黙々と手を動かす。教室には、
おしゃべりで手を止める人が一人もいません。


一歩ずつ、確かに、彼は「直せる人」に
近づいていました。その成長を目の当たりにして、
私は胸が熱くなりました。


なぜ、扇風機なのか。
カンボジアの農村には、エアコンを持たない家が
まだたくさんあります。人々は扇風機を何台も使って、
あの暑さをしのいでいる。


しかも「新品を買うより直して使うほうが安い」
——修理という文化が、暮らしに根づいています。


エアコンの修理は、高いところへの室外機の設置が
必要で、身体に障がいのある方には難しい。
けれど扇風機なら、持ち込まれた一台を、
座ったまま、自分の手で直せる。


だからこの技術は、ボットさんの自立の、確かな一歩になるのです。

22年前、同じ場所に、片足のない青年がいました


ボットさんの「未来」は、決して絵空事ではありません。
その証拠が、22年前の卒業生・マカラさんです。


2004年、マカラさんは片足を失った状態で、
この電子機器修理コースを卒業しました。
贈られた修理道具を足がかりに、
地道な努力を重ねた彼は——


いま、自分の力で買った土地と家に住み、
妻と二人の子どもを養っています。


マカラさんは、振り返ってこう言います。


「もしあの時、JCIAから道具をもらえなければ、
 今頃は道端で物乞いをして生活していたかもしれません」

【修理店を営む卒業生のマカラさん】


道具が一つあるかないか。 それが、人生を分けるのです。

37,000円で、一人の「その先」を贈れます


いま私たちは、2026年9月に卒業する第26期生に、
開業のための道具一式を贈るため、
クラウドファンディングに挑戦しています


電化製品修理コースの道具一式は、一人あたり37,000円。
半田付器具、マルチメーター、巻線機……
ボットさんが「自分の店」を開くために、
どうしても欠かせないものです。


現在の達成率は39%。
残り28日で、あと約108万円が必要です(7月6日時点)。


たとえば1万円のご支援が4口集まれば、
それだけでボットさん一人分の道具に、
ほぼ届きます。


いつも応援してくださっているみなさま、
本当にありがとうございます。
あなたのお気持ちが、「車いすだから」と
断られ続けてきた彼の手に、確かな道具を届けます。


そしてもし、この物語に心が動いてくださったなら
—— ぜひ、周りの方にも伝えてください。
あなたの一言が、輪の外へと届いていきます。


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農村の障がい者30人の店主デビューを支援して、貧困の連鎖をストップ

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


▼ SNS/LINEシェア用ショート版(コピペしてお使いください)

「車いすだから」と雇用を断られ続けた青年が、いま自分の手で扇風機を直しています。 彼が「自分の店」を開くための道具は、たった37,000円。 22年前、同じ場所を卒業した片足の青年は、今では家庭を築いています。 道具ひとつが、人生を変える。残り28日、あと少しの後押しをお願いします🙏 👉 https://readyfor.jp/projects/jcia-26 #カンボジア #クラウドファンディング

 

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